深く知るリフォームのすべて

家事導線改善のリフォームで、時短生活を送ろう

「いまいち家事の効率が上がらない」というお悩みをお持ちの場合、その原因はもしかしたら家事導線の悪さかもしれません。思い切ってリフォームで改善すれば、時短につながるケースもあります。例えば、キッチンと洗面所との関係。日々の暮らしの中では、料理や食事の後の片付けをしながら、洗濯物の様子を見に行ったりすることもあるでしょう。キッチンから直接洗面所へ行けるような導線が確保されていれば、スムーズに移動できるようになります。それにより隙間時間を利用して、洗濯物を少し畳んだりといった作業も可能です。また、布巾や弁当袋など、キッチンで出る洗濯物も、すぐに洗濯機の中に入れられるようになります。もちろん、キッチンを経由しなくても直接アクセスできるよう、洗面所には二方向から出入りできるようにしておきましょう。また、洗面所の中に、室内干しができるよう設備を整えておけば、わざわざ他の場所に移動しなくても洗濯物を干せるようになります。洗濯に関する導線も短縮できるようになるでしょう。室内干しをするためには、ある程度の広さも必要になるため、事前に考えておくことが大切です。



また、キッチンとダイニングとの関係も、一度見直してみてはいかがでしょうか。キッチン内で各自のお皿によそってから、テーブルに運ぶスタイルの場合は、カウンターがある対面キッチンにしておくと、カウンターに置いたお皿を家族がテーブルに運べるようになります。わざわざキッチンのまわりをぐるりと回る手間がなくなるでしょう。また、大皿に入れて、それぞれ好きな量を取り分けるスタイルの場合は、ダイニング側に面して棚を設けておけば、そこに小皿やカトラリーを収納できて便利です。ライフスタイルに応じたリフォームを考えるようにしましょう。